真夜中の太陽/鬼塚ツヤコ

真夜中の太陽 ~弁護士調教~ (ビーボーイスラッシュノベルズ)

真夜中の太陽 ~弁護士調教~ (ビーボーイスラッシュノベルズ)

★★★☆☆

おそらく初鬼塚さん。癖のない読みやすい文章という印象。
とにかく分厚い(400P超え…!)。あらすじに、執着というワードを見つけて買ってみましたん。内容はサブタイ通りまさに「弁護士調教」なんですが、濡れ場はたくさんあるけど直接的なエロは少なくて、特筆すべきは執拗な乳首攻め。乳首攻め好きな人は絶対読むべき。すばらしい乳首攻めでした(後世のわたしが「あの乳首攻め小説なんだっけ」って思ったときに検索しやすいように執拗に書き記しておきます)。そういうふうにねっとりとしつこく「調教」するという意味で濃厚エロでした。
ストーリーは弁護士である美貌の受けが、若いときに弄んでいた攻めに再会し、見下していた攻めが大企業の社長として成功していて、昔の素行の悪さとその他もろもろを盾に脅され……みたいな話。ボリュームたっぷりなだけあって、脅し脅されみたいな関係が徐々に愛に変わって行く様がすごく丁寧に描かれているんですが、描かれているわりに互いに恋に落ちる理由みたいなものがいまいち納得できないし唐突に感じるしで、いまいちのめり込めずに終わってしまった。
でもこういうどうしようもない感じの美貌受けは最高ですね、最高。